高齢の追憶（94）･出発前-6

本日は里の友人のIT教育を目的に、Windows95の埃を払った。
さて接続してスイッチオン！

…ナニナニ、"CMOS Battery"が上がってますと?
暫く充電………。

おーっ、立ち上がった！
なにせ、5年前の定年時点までコレを使っていたからネ。そして………忘れたっ！
ナニがって、パスワードでんすよ。
koma1000nin，1010kikaku，roku，okada，papa，mama，qwert，qaz，rokurou，rokurho，okadasan，okadaroku…
とアレコレ試して、最後に「okada6」でアタリ！
ここまでで3時間もかかった。いやはや、パスワードというものは紙にメモしておくもの
だと反省。

次は里の友人に見られちゃいけないH絵の削除と、趣味で開発したCプログラムを吸い上げ、2GBのハードディスク空き容量を1GBにもっていったのでありました。当然爺さんには無用のコンパイラとかVB5，Tcl/Tkをバッサリ削除。

先ずワード，エクセル，テキスト編集ができなくちゃ意味ないから、ネスケもバッサリ。後でその気になったらIE5.0でも入れりゃーいいだろう。電話交換機のある場所は、あたしの家より近いから、将来インターネットに手を出すなら、サクサク繋がるはず。

百姓仕事で怒られ続けてきた鬱憤を、パソコンで晴らしてやるゾ！

吸い上げた画像の中にこんな文字があった。

これは亡きおふくろさんが手帳にしたためておいたもので、座してこの文字を眺めていたといういわくつきのもの。
冗談じゃない、一日中南無阿弥陀仏を唱えていたら人間の進歩はない。"修正主義者め！"という罵声を浴びせる国もあるが、人間は行動を修正することで発展してきたのだ。
宗教立国の国や、赤い国の進歩が遅れているのに納得できたひとときだった。地球滅亡のとき、宇宙艇で異星へ脱出できるのは自由主義圏の国々だもんね。

で、本日はキーボード，マウス，コード類を籠に放り込み、友人宅へ運んで終わり。道々「百姓仕事で叱られた腹いせは、IT教育で絞り上げてヤルゾ！」を思い出してはニヤリ……。
明日は重い本体にロープを巻き、50歩進んじゃー休み休みしながら運ぶ。その次がCRTじゃい。荷台付き自転車があればラクラクなんだが、最近の自転車には荷台がねーぞ。
どうしよう…。
リャカー借りてくるしかねーか！