2007年10月31日水曜日

高齢の追憶(145)・燕

今年は4/1きっちりに燕が飛来した。
巣をかけたのは、道路一本隔てたお向かいの玄関テラス軒下で、毎年ここに巣をかけてきたのだ。

燕は鳥類イチバンの飛翔の名人で、あたしが縁に出てタバコをぷかぁ~りやっていると、巣から離れてこっちに向かって飛んでくる…と思いきや、1㍍横で"パシリ"と音がした。壁に止まっている蝿を咥え、そのままホバリングもせず宙返りして方向転換、さっさと雛の口へ運んだのであった…。

すごい!
いい視力!

この雛の頭が四ツ並んだ今日、カラスが巣と反対側の電線に止まって様子をうかがっていた…と思うまに巣の前へバサリと滑空してきて、雛の一匹を咥えて元の電線へ去った。

ホバリングの苦手なカラスにとって、精一杯の行動だったとみえ、餌をとるのも全力を出しきった様子。暫くパタパタ動く雛をしっかり咥えて休んでいたが、みる間に親燕とその仲間が集まってきて、威嚇行動を始めた。その数20数羽。

餌を咥えたカラスは悠々と飛び去り、数分後に再び現れたが、こんどは多数の牽制に遭い、飛び去った。おそらく近くにカラスの巣があるのだろう。どっちも子孫繁栄のためには全力を傾注するようで…。

あたしは向かいの奥さんを呼び出し、カラスの被害防止を教えた。巣の前に、カラスが羽を広げたサイズより狭く、燕が悠々すり抜けられる棒を2~3本下げるのさ。
   
固定する場所場がない?

雨樋を支持している金具があるでしょうが。ただし軽い材質ではダメでしょうな。

0 件のコメント: