2007年10月21日日曜日

高齢の追憶(114)・男の居場所

> 生ゴミは、ちゃ~んと堆肥作りに利用してますよ。

 さすがの猿飛びというのだろうか。
 細かい!
 女の観点からすると、男のこういうのが嫌がられ
 るみたい。

 女は、男に「馬鹿であって欲しい」ようだ。
 だから老境に入って悲惨なめに遭っている男は多
 い。
 多くの女の生き甲斐はここら辺にあるのだろう。

 一昨日は残った丹波ホオズキの種を、公園の片隅
 を耕して腐葉土を敷き、ひと穴ごと正確に三粒ず
 つ丹念に撒いた。…あっ、これも嫌がられる振舞
 いだったか!

 この作業に一時(いっとき…つまり2時間ですな)を
 費やしたのだが、作業開始からじっとこちらの作
 業を観察し続けていた御仁がいた。
 終って道具類を籠に放り込み、引き揚げにかかる
 と、むこうさんから声をかけてきた。
 5m以上も離れた位置からの会話をなんとかこなし
 た別れ際に、

 「いま何時ですか」

 と聞くから、

 「ジャスト一時ですよ」

 と応えた瞬間、「ああ、この人は家に自分の居場
 所がなくて、"一時"の退避をしているのだな…」
 と思った。納戸も含めて7部屋もある標準建築なの
 に、それでも居場所がないというのが不思議。
 相手の思念・怨念・雑念の波が届かない距離に避け
 たということなのか。
 あたしは作業開始以前から彼の姿を眼の隅に捕ら
 えていたし、その夕刻も同じ場所に居るのを目撃
 している。

 川崎に通っていたとき、どこからともなく男ども
 がドトール付近のベンチへ集まってきて、無言の
 まま無為な時間を過ごしている様子をみてきた。
 あれほど集まっても、お互いに声かけしようとも
 しないのを奇異に感じたものだが、武蔵台の、同
 じブロックに住んでいるという親近感が彼の口を
 開かせたのだろうか?

 「寂しいの?」

 とか口に出せたもんじゃない。
 一度でいいから、

 「オンドリャ-ッ、俺を何様と思ってんだーっ!」

 とか一喝して、サバイバルナイフをテーブルに突
 き立てて見せれば一気呵成に解決するもんですよ。
 あたしもこの経過・結果で、今では恐れられてい
 る。一般の男とは立場がちごうてござんす。
 ウヒヒ…。

 姉貴の職場OB会では、こうやって主導権を握って
 居る者が長生きで、男の居場所が無い者ほど短命
 に終っているという話が出るそうだ。
 居場所のない男は、ストレスで追い詰められてい
 たのではないのかね?
 未必の故意ということで、刑事事件にでも発展す
 れば、美しい日本などの発想は轟音と共に崩れ落
 ちますな。

 振り返って4ちゃんねるの皆様は、それぞれに
 「男の居場所」を確保されていることだし、ご同
 慶の至りでございますね。

> 落ち葉も山栗の木が多いせいか腐葉土になる
> 速度が遅い。ヌカと土をまぶしているが・・・

 これじゃー、駄目だってさ。
 毎週撹拌しなくちゃならないそうで、とくに枯葉
 のような水分の全くない材料に対しては、ジョロ
 で水かけする必要があるね。
 適度の水分がなければ分解微生物の繁殖は不可能
 ということでござんす。
 生ゴミは水分を含んでいるからよろしいが、水分
 が多くてもよろしくないので「良く水を切る」よ
 うに指摘されるのでんす。

> みかん類の皮は捨てるほうのゴミに分ける。
> ワックスのようなものが塗られていると聞くので。

 こまかぁーい!
 ワックスなしのみかんを求めればいいじゃん。
 当地の農民は平気でみかんの皮を畑に撒いていま
 す。ワックス程度は微生物分解されますじゃろ?
 カブトムシ繁殖が目的じゃないよね。
 狐狸庵先生の意見を待とう。

はい、本日もおたいくつさまで。

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