2007年10月30日火曜日

高齢の追憶(144)・女竹の季節

> 開かずの間を掃除していたら六尺棒が出てきた。

 おお、あたしの身長サイズね。

> 天秤棒では細すぎる、槍の柄では石突がない、

 麺棒という奇想天外な見方もある。
 ギネスに載せるための麺棒か。

 しかしまー、田舎の土蔵という所にはいろんなモ
 ノが納まっているもんだね。
 当方の地元友人は武田の子孫というが、甲源流の
 木刀を持たせてくれた。
 その長いの何の、角棒に近くて反りなどない直刀。
 巌流の刀の長さほどもあるから、残念ながら振れ
 ない。
 畑にはホネだけになった兜が放り出してあり、こ
 れを苗の上に置いてビニルシートで覆ってる…。
 バチ中りな!
 しかし、ここに日本製品品質の源をみた。

> 美作では、他所者は棒を振るな、との諺がある。

 地元のかくし芸ということね。

> 竹内流、縄術(しばり)、十手術、棒術等が盛ん
> であったようで、

 屯田兵式忍者集団?
 そーいやー、岡山大の弓道選手(女)は強かった。
 40年以上も昔の話。
 今はどーだろー。
 他県の人間がドッと流れ込んでいるんじゃないか
 い?
 すると、純粋の岡山県人とは手合わせできないっ
 てことだ。
 埼玉の場合は東京からの流入が多いが、埼玉名門
 高校も負けちゃいない。弓道部の人間は地元が多
 いね。
 不思議と空手部だけは東京者が多かった。
 現代は留学生がウジャマンいて、それだけ武道を
 嗜む学生の数が減ってしまった。

> 手裏剣、柔術もあった。

 出たっ!
 原始的飛び道具は好き。
 今もパチンコ持って猫を狙っているよ。
 無患子(むくろじ)の種は痛いぞー。

> 女竹の筍が出始めた。

 さっそく友人宅へ貰いに行こう。

> そのまま皮ごと焼いてマヨネーズで。酢味噌でも
> いいのかな?

 いや、味噌かうす醤油だけでいい。
 バタ臭い味付けは万病のもと。

 昔、竹の皮に味噌を包んで、チューチュー吸って
 いたろう?
 こんなことをしていたのはあたしだけ?

> でも細いから、準備がしんどい。

 大そうな努力してちょぼっとしか手に入らぬ。
 それがわかったから、今年は遠慮しないでたんと
 貰ってくるぞ!
 ただ、藪蚊が…。
 先週は畑作業でブヨに刺され、ぶわーっと腫れた。
 その痕が痒い痒い。

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