2007年9月30日日曜日

高齢の追憶(63)・掛軸の解釈

いい大人が、しょーのない解釈ゴッコをしてござる。
まず、下記の句を詠みなされば、「荷」が何である
かわかるだろう。「荷」がわからなければ問題の詩
の意味はくみとれない。
蓮の葉にはじかれる珠の雨滴…似合うではないか!

一夜新霜瓦ニツイテ軽シ
芭蕉ハ新タニ折レテ敗荷ハ傾キ
寒ニ耐ウルハタダ東籬ノ菊ノミ有リテ
金粟ノ花ハ開イテ暁更ニ清シ
             -白楽天・菊花-

荷=蓮の葉
敗荷=枯れた蓮の葉
金粟=菊

配布されてきた詩を書き下し文にしてみればこうな
りまする。
   ↓
爾来雲意出ヅルコト山ヲ忙シクス
白雨飛来シテ早クモ道凉シ
荷上忽チ珠ハ萬影ニ跳ビ
水高ヲ以ッテ外ハ碧ニ茫ム

あたしゃー、高校水準の文章力で、高校以降は数学
力しか涵養できなかったというに、高校の授業料は
なんと高価についたことだったろう。
あたしゃー、意外とセンチメンタルなところがある
から解釈できたのかな?

国学院高校バンザイ!
バタン、キュ~ィ。

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