2007年9月30日日曜日

高齢の追憶(61)・里の春

> 急激なやせ細りって(特に顔面)一般的に癌が疑
> われるけど、

 病み上がりもそうだけど、胃潰瘍の場合はツヤツ
 ヤ顔で退院したよ。

> 医者にかかっているんだから、そんなことはない
> か?

 医者の指令。
 血糖値下げろと。
 きっと数値を信奉する薮井竹庵なのだろう。

> PET診断やってもらったほうが良いと思うが。

 どうも怪しい。
 本人は「快調」と言っているが、死ぬ間際の空元
 気ということもある。

> 今日は、いいお日和で校庭の桜も2分咲きくらい。

 こっちは何となく胸騒ぎがするので高麗神社に行
 ってみた。
 何と、樹齢300年の枝垂桜が九分咲き。
 ラッキー!
 神官から直接聞いてみると、前日の雨が上がった
 後、夜中から開花を始めたらしい。
 これからは葉が伸展を始めるので、この数日が見
 ごろだろうと。
 隣の聖殿院正門のヒガンザクラも満開を迎えてい
 た。高麗神社本体のヒガンザクラの樹齢は200年と
 か。まだ樹下に花びらが散っていないので、これ
 も枝垂桜と同じく後数日間が見ごろ。
 萱葺き屋根の高麗家住宅を背景にした枝垂桜は絵
 になるゾ。
 なお聖殿院前の広大な空き地では土筆とセリが採
 れる。
 子なし亭主が真っ赤な顔して酒を呑んでいる傍ら
 で、子なし主婦が背中と尻の間の肉を丸出しにし
 てセリ摘みに精出していた。
 たぶん、今夜は山盛りのセリを食わされるゾ。

 帰路は巾着田を突っ切っるコースを歩きながら確
 認してみると、菜の花が七部咲きで、ソメイヨシ
 ノはポツポツ開花を始めた状態。
 昨日の雨が効いているみたい。

 旅は道連れ世は情けの、徒然のお話をまとめると、
 ソメイヨシノはヒガンザクラとオオシマザクラの
 交配種なんだという。
 ははあ…だからヒガンザクラより開花が遅いのだ
 と勝手に納得した。
 田舎道に面した豪邸の広大ない庭中で時おり雉を
 見かけるから、

 「あれは飼っているのか」

 と聞いてみれば、野生なんだと言う。
 へぇ~、と思ったね。

> ヤマザクラはほとんど開花していないが1本だけ
> 葉とともに白い花が8分咲きのものもあった。

 当地でも白い花の桜を確認した。
 満開。
 あれはヤマザクラでなく、プラムだったかな?

※巾着田の入口と出口の橋は仮設橋だったのが、本
 日以降正規の橋を通行することになった。
 ハデな橋!
 欄干は彼岸花を模した深紅色で、擬宝珠(ギボシ)
 が飾ってあり、欄干には彼岸花のレリーフ(鉄製)
 がビス止めしてあった。
 盗まれたらどーすんだろう。
 皆の衆で盗みに行きませんか?

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