2007年9月18日火曜日

高齢の追憶(47)・掃溜のツル

> 毎日天気が良くて、山仕事ばっかり

 たまには鉄砲撃ちにでも行きなされ。

> 山と積み上げた薪、

 囚人の作業みたい…。
 どうやって下のほうから取り出すのか、そこが不
 思議と思っております。

> 麗人とは言わないが誰か見に来てくれないかな~

 もう少し辛抱しなされ。
 我々が訪ない、大袈裟に驚き、そしてその量を減
 らすべくドラム缶風呂を使います。
 三食全部薪燃料でいいよ。

> ○筆大先生と令夫人が、アチャ~ チャチャチャ

 おや、火傷でも?
 そんなにアツアツ夫婦なんですか。

> お二人で遠出のドライブとか。

 お金もありそう。
 鳥取―岡山の峠には流しソバをやってるところが
 あったはずだぞ。そこで一息入れてきたかな。

> 庭には木屑が山と、

 この木屑のうち、檜のものがあったら少し持ち帰
 りたい。ネットに入れて、浴槽に放り込む御仁が
 いるのでね。
 リラグゼーションというやつです。

> 障子は開け放したまま。

 良かったね、昨年暮れに張替えしておいて…。
 モミジなど貼りつけておきましたかい?
 玄関付近には福寿草,水仙,匂いスミレなど季節
 の花卉を配しておくと少しは掃き溜め感がなくな
 りますがな。
 作業中の訪問者の気も紛れるであろう。

> 掃き溜めに鶴とはこの事か。

 ツルは掃き溜めに舞い降りないが、掃き溜めから
 ツルが飛び立つことはある。
 昭和30年代の東京都内は、「掃き溜めからツル」
 がよく飛び立ったものでんす。
 我が家からは三羽。
 二軒隣の荒○家から一羽。
 この一羽はとくに美しく、北○三○と号していま
 したい。

> へへへ、これではお茶飲み友達、紹介して頂けま
> せんよ。

 「隙を見せない」というのは、なかなか大変なこ
 とでんす。
 毎日こざっぱりするのは環境破壊につながるから
 な。宮本武蔵と同じの地でいいんだよ。

> こんな山の中ではお出でになる方は居られないで
> しょうが。

 我々が行くとも!
 土産に丹波ほうずきの種も加えることにした。
 播き時期だし、今夏は無理でも、来夏には背丈80
 cmの茎に5~6cmの実がたくさんつくぞ。
 これを花屋に持ち込んで、一本200円で売る。
 日高市農協では一本600円が相場ですな。
 発芽率70%保証で100本は作れるから、200×100=
 20,000円の臨時収入を手にできます。
 300円売りなら3万円。
 花卉類栽培も悪くないよ。
 菊ならオールシーズン死人が出るでっしゃろ?
 フォックスフェースはお花教室向け。
 どうだっ!

> お二方それなりにお元気ですと報告しておきまし
> た。

 覚えててくれた?
 新人研修のときはいい勝負、最強コンビと自負し
 たほどでござんすが、"駆け込み寺"の住職を最後
 まで勤めなかったのも、ついには"投げ込み寺"に
 してしまったのもちゃんと覚えてござんす。

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