2007年11月3日土曜日

高齢の追憶(159)・正規分布

 
正規分布というのは、平均0,分散1の理想的な確率分布曲線のことで、統計量をこのグラフにあてはめる(すなわち無理して調整する)と、平均0,分散1の正規分布数表からおおよその確率を算出することができる。
平均が5.2Kgであるから、この数字を中央0の直下に記入しよう。そして、その左側0.2Kgの位置に5.0Kgの数字も書き込もう。
5.0Kg以下の不合格品になる割合(確率)というのは、5.0Kg位置から左裾の面積で示されるが、通常の数表ではX座標(μの値)の右裾の面積しか記載していない。
ここで、正規分布曲線は平均0の位置を境にして左右対称の釣鐘形だという事実を思い出そう。
5.0Kgの対称位置は、平均5.2Kgの左側0.2Kg位置にあるから、5.4Kg位置の右裾面積を求めればいいのである。これは平均0から0.2右へ移動した場所に該当するから、題意の数表でμ=2.0のときの確率
p=0.023を読み取ればいいのだ。
これで解答の2.3パーセントが求まる。

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山村IT研究所の旧二種問題解説は、これから受験する者,落ちた者を対象とする道場である。落ちた者には、かなり親切に手引きしないとダメだよ。
自分が解ける水準というのは、岡大生の水準なんだから、世間一般の二種受験者にとって、"受験を諦めろ"と言われるようなもん。
あたしら仙人連中は、すこし高度過ぎやしませんか?
京大生が参考にするというなら、もうちょい真面目に問題を転写しないとバカにされるよ。

・上付き/下付き文字の徹底
・全角/半角ごちゃまぜの数字を使わない
・ギリシャ文字に強引な英字あてはめをしない
・日本語共通のフォントを用いる(読めない文字の
 撲滅)
・段落揃えをしっかりと

まあ、無料奉仕なんだから多くは言えないが。
画像の貼りつけは慎重にね~(崩れないようにスペース案配)。

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